イトーキはピクシーダストテクノロジーズと素材の自由度を活かしたクリアな吸音パネル「iwasemi HX-α」を共同開発

■ガラスに貼れる透明吸音パネル

 イトーキ<7972>(東証プライム)は4月19日、視聴触覚のデジタルイノベーションを推進するピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)と素材の自由度を活かしたクリアな吸音パネル「iwasemi HX-α」を共同開発したと発表。

 同商品は、PxDT社の音響メタマテリアル技術にイトーキのデザイン・設計技術を掛け合わせることで誕生した、ガラスに貼れる透明吸音パネル。Web会議が日常化したオフィスにおいて、人の声に多く含まれるという500~1000Hzの周波数帯に特化した吸音構造設計を搭載している。なお、同商品は2022年夏頃発売を予定している。

■オフィスにおける「空間」「環境」「場づくり」の知⾒を融合

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流⾏に伴うリモートワークの急速な拡⼤とオフィス内でのWeb会議の増加に伴い、ファシリティの在り⽅も⼤きな部屋で複数⼈を集める⽅式から少⼈数利⽤の狭⼩⽅式へシフトしている。このような時代の変化を受け、イトーキでは「遮⾳」と「吸⾳」を組み合わせ、狭⼩空間における⾳環境の快適性を向上させることを追求してきた。

 そこで今回、テクノロジーで⾳環境をコントロールする独⾃のノウハウを持つピクシーダストテクノロジーズの知⾒や技術と、イトーキが保有するオフィスにおける「空間」「環境」「場づくり」の知⾒を融合させることによって、ガラスに囲まれた空間に付きまとう反響音の問題に対して、課題解決の可能性を模索すべく、共同開発に着⼿することとした。

■「iwasemi HX-α」の特徴

(1)iwasemiの素材自由度を活かし、透明な樹脂による吸音構造を実現した。
(2)人の声に多く含まれるという500~1000Hzの周波数帯に特化した吸音構造設計を搭載している。
(3)6色の組み合わせにより、あらゆる空間になじむ多彩な表現を加えることが可能。
これらの特徴により、ガラスの反響音を抑え、話しやすいクリアな空間を実現できる。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る