
■LINEエンタメアカウント開設や「FANTASTICS」AI登場でファン接点拡大
LINEヤフー<4689>(東証プライム)は9月18日、LDH JAPANと戦略的パートナーシップ契約を締結した。6年に一度開催される「LDH PERFECT YEAR 2026」に向け、両社はLINEエンタメアカウントの開設やAIキャラクターとの対話体験創出など、多面的な取り組みを通じてファンコミュニケーションとエンターテインメント体験の革新を進める方針である。LDHが掲げるパーパス「Circle of Dreams」の実現を後押しする形で、アーティストやクリエイターによるファンダム形成を支援する狙いもある。
具体的には、LINE広告や公式アカウントを活用した話題化、新規ファン獲得施策を展開するほか、LINEミニアプリと連動したファンダム拡張を実施する。「LDH PERFECT YEAR 2026」の専用LINEエンタメアカウントを近日開設し、ライブやイベント、キャンペーンの情報を一元的に発信することで、ファンとの接点強化を図る。また、AIキャラクターと対話できる「AI Friends」に、アーティスト「FANTASTICS」が初登場する予定であり、デジタル空間における新しいファン体験を提供する計画である。
さらに、LINEヤフーは2025年7月に発足したLDH初のプロダンスリーグ参戦チーム「LDH SCREAM」のオフィシャルスポンサーとして参画予定で、10月開幕の新シーズンに向けてチーム運営やファンとの交流を支援する。今後は芸能事務所にとどまらず、テレビ局や動画プラットフォームとも連携を広げ、エンタメビジネスプラットフォームの強化を図る構想である。両社はコメントで、日本のエンタメ産業に新たな価値をもたらす挑戦への意欲を示しており、2026年に向けて多彩なプロジェクトが展開される見通しだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)