交換できるくんが急騰、1株を3株に分割、定款改正と優待制度を刷新

■株式分割で流動性向上へ、2026年から優待新基準

 交換できるくん<7695>(東証グロース)は9月19日、132円高(5.46%高)の2549円(9時7分)まで上げて急騰している。同社は9月18日、1株を3株に分割する株式分割とそれに伴う定款の一部変更、株主優待制度の変更を発表した。基準日は10月31日、効力発生日は11月1日で、分割により発行済株式総数は716万8500株に増加する。発行可能株式総数も定款改正により828万株から2484万株に拡大する。資本金に変更はなく、新株予約権の行使価額は同日付で調整される。投資単位を引き下げ、投資家層の拡大と株式の流動性向上を目的とする。

 また、株主優待制度は2026年3月31日を基準日とする優待から新基準が適用される。従来100株以上で1万円相当のECポイントなどが進呈されていたが、新制度では100株以上300株未満で3000円相当とするなど、保有株数区分と優待内容を見直した。優待は3000円から最大10万円相当まで段階的に設定され、株主が自社サービスに触れる機会を広げ、中長期保有の促進を図る狙いがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期感応度が、何ともショボイ。10月30…
  2. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  3. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  4. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  5. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  6. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る