イノベーションHDが高値を更新、店舗転貸事業など好調、事業エリア拡大の観測に期待強まる

■第1四半期は売上高が計画をやや上回り利益面は大幅に上振れて推移

 イノベーションHD(イノベーションホールディングス)<3484>(東証プライム)は9月24日、再び上値を追う相場となり、午前11時には4%高の1130円(45円高)まで上げ、約1か月ぶりに昨年来の高値を更新している。東京を中心とした飲食店向け店舗物件の店舗転貸事業などを行い、この9月から大阪地区でも本格展開と伝えられ、事業エリアの拡大に期待の強まる相場となっている。

 店舗転貸借事業を中心として不動産売買事業、家賃保証事業を行い、事業用不動産領域における企業価値の最大化を目指している。この第1四半期(2025年4~6月)の連結業績は、売上高が48.16億円(進ちょく率25.5%)、経常利益が5.78億円(同36.6%)、四半期純利益は3.86億円(同37.5%)で「売上高は計画をやや上回る。利益面は大幅に上振れて推移」(決算説明資料)した。前々期に配当方針の変更をしており、積極的な利益還元を実施する方針。2024年3月期以降は配当性向40-50%台でDOE2桁台。今期・26年3月期の配当(期末のみ実施中)は1株30円(前期比2円の増配)を予定り、5期連続の増配になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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