東洋証券、投資有価証券売却で8億200万円の特別利益を計上へ

■財務基盤強化へ上場有価証券3銘柄を一部売却

 東洋証券<8614>(東証プライム)は9月24日、保有する投資有価証券の一部を売却し、8億200万円の売却益を計上することを発表した。売却期間は2025年6月9日から同年9月24日までで、対象は同社が保有する上場有価証券3銘柄の一部である。今回の対応は、財務体制の強化と資産効率の向上を目的として実施された。

 同社は、この売却益を2026年3月期第2四半期決算において特別利益として計上する予定である。金融商品取引業を主たる事業とする同社は、市場環境の変動によって業績が大きく変動する可能性があるため、通期業績予想は開示していない。今後も市場環境や保有資産の状況に応じて柔軟に資産売却を行う方針を示している。

 同社は、資産の効率化と財務基盤の強化を通じて持続的な成長を図る構えである。今回の売却による特別利益は一時的な収益ではあるものの、資産運用の柔軟性と財務戦略の一環として注目される。今後追加の売却や資産戦略に関して開示が必要となった場合、速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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