AGS、サプライチェーンセキュリティ評価支援サービスを開始、経産省制度対応へ

■2026年度制度開始を見据え、★マーク取得を支援

 AGS<3648>(東証スタンダード)は9月29日、経済産業省が2026年度中の制度開始を目指す「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」への対応を支援する「サプライチェーンセキュリティ対策評価支援サービス」を開始したと発表。同制度は取引先企業のセキュリティ対策水準を可視化し、★マークによる評価取得を可能にする仕組みであり、企業間取引での情報提供が求められることが想定されている。同社は制度開始に先立ち、顧客企業が評価を取得するための支援を本格的に展開する。

 経済産業省は、サプライチェーンに起因するサイバーインシデントの増加を背景に、企業のセキュリティ対策水準を底上げする狙いで制度設計を進めている。評価制度では、基礎的な組織的対策やシステム導入を前提とする「★3 Basic」や、ガバナンス・取引先管理・検知対応など包括的な対策を評価する「★4 Standard」といったレベルが設けられる予定である。しかし、企業にとっては評価内容の理解不足やリソース不足が課題となることから、第三者による専門的支援の必要性が高まっている。

 今回の新サービスは、同社がデータセンタービジネスやSI事業で培った知見を活用し、顧客の現状把握、課題抽出、改善策の提示を行う。また、情報セキュリティ体制の構築、システム導入・運用、教育訓練の実施まで幅広く支援するのが特長である。同社は制度の開始を見据え、継続的な伴走支援を通じて顧客のセキュリティ強化を後押しし、サプライチェーン全体の安全性向上に寄与する姿勢を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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