ネクセラファーマ、アッヴィとの創薬提携で2番目のマイルストン達成、神経疾患創薬で約約14.9億受領へ

ビジネス 万年筆 メモ

■GPCR標的で差別化分子を同定、収益計上は2025年中心に

 ネクセラファーマ<4565>(東証プライム)は9月30日8時30分、米アッヴィ社との神経疾患領域を対象とした創薬提携において、研究段階における2番目の重要なマイルストンを達成し、1000万米ドル(約14億9200万円)を受領すると発表した。収益計上は2025年が大半を占め、残りは2026年以降に計上される予定である。同成果は同社の創薬プラットフォーム「NxWave」を活用し、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした新薬探索において、バリデーション済みかつ差別化されたヒット分子の同定に基づくものである。

 同提携は2022年に開始され、ライセンスオプションを含む契約に基づき推進されている。ネクセラファーマは最大4000万米ドル(約59億6800万円)の初期開発マイルストン受領権を有しており、さらに開発進展や販売達成に応じ、最大12億米ドル(約1791億円)のマイルストン収入および販売高連動のロイヤリティを獲得する可能性がある。今回の成果は2024年6月の最初のマイルストン達成に続くものであり、継続的に提携の成果が示された。

 同社CSO兼Nxera Pharma UK社長のマット・バーンズ氏は、この成果が提携の有効性を示すと同時に、チームの研究開発力を証明するものと述べた。ネクセラファーマは「NxWave」プラットフォームを軸に、肥満症・代謝障害、神経疾患、免疫疾患など30を超えるプログラムを展開しており、東京、大阪、ロンドンなどに拠点を持つ約400名の従業員が研究開発を推進している。今回のマイルストン達成は、世界のアンメットニーズに応える画期的な新規治療薬の創出に向けた重要な一歩と位置付けられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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