【どう見るこの株】ブレインズテクノロジー、純利益が4期ぶり過去最高更新へ、強化AIプロダクトと製造現場向け新サービスが業績を牽引

■V字回復から続伸へ、株価上昇に期待大

 ブレインズテクノロジー<4075>(東証グロース)は、前日30日に5円高の890円と続伸して引け、25日移動平均線を出没する三角保ち合いに煮詰まり感を強めた。今年9月12日の7月期決算の発表で、前期業績が期初予想を上ぶれて着地し、今2026年7月期の純利益が、4期ぶりの過去最高更新と見込まれたことを手掛かりに買い増勢となった。今年7月に製造現場での実用性に優れたAI(人工知能)エージェントサービス「Impulse AI Agent Professional Services」の提供を開始したことも、AI関連株人気の再燃をサポートしている。

■強化プロダクトを武器にAI関連の新技術製品の差別化戦略を継続

 同社の前2025年7月期業績は、期初予想を上ぶれV字回復して着地したあと、今2026年7月期業績は、売り上げ15億1000万円(前期比20.3%増)、営業利益2億2400万円(同35.7%増)、経常利益2億2600万円(同35.4%増)、純利益1億6100万円(同28.8%増)と続伸が予想され、純利益は、2022年7月期の過去最高(1億4100万円)を更新する。前期業績は、エンタープライズAIソフトウエア事業で新規ライセンスが28本、ストックライセンスは合計488本(前々期比10.4%増)と順調に推移しており、今期もソフトウエア開発投資を継続し、事業拡大を見据えたオフィス移転も計画しているが、強化したプロダクトを武器に生成AIを含む新技術による製品の差別化、自動車関連産業へのさらなる適用範囲の拡大、既存顧客の収益最大化を進めることなどが寄与する。

 なお「Impulse AI Agent Professional Services」は、同社がAI異常検知ソリューション「Implese」で長年培ってきた異常検知のノウハウと、AWS(アマゾン ウェブ サービス)の生成AI技術を融合させたサービスで、製造現場での実用性に優れ今期業績へのフル寄与が期待されている。

■25日線出没の三角保ち合いを上放れ年初来高値奪回から2024年3月高値を目指す

 株価は、トランプ関税による世界同時株安の波及で年初来安値550円へ売られたが、前期第3四半期のV字回復・高利益進捗率業績発表では928円とストップ高して25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデン・クロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、AI関連株人気も高めて年初来高値964円まで上値を伸ばした。今期業績の過去最高純益更新予想では、材料出尽くし感もあって838円と調整し25日線出没の三角保ち合いが続いたが、75日線水準で下値を確認して煮詰まり感を強めた。保ち合い上放れから年初来高値を奪回し次の上値フシとして2024年3月高値1108円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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