京急電鉄と三井不動産、油壺エリアでリゾートホテル事業検討協定を締結

■相模湾と富士山を望む立地を生かし、新たな観光拠点を創出

 京浜急行電鉄<9006>(東証プライム)は10月3日、三井不動産<8801>(東証プライム)と神奈川県三浦市の油壺エリアにおけるリゾートホテル事業計画検討に関する協定を締結した。両社は、相模湾や富士山を一望できる同地を活用し、新たな観光資源の創出と地域活性化を目指す。油壺エリアは1968年に開館し、2021年に閉館した「京急油壺マリンパーク」の跡地に位置し、長年地域に親しまれた歴史を持つ。

 同協定に基づき、京急電鉄は地域密着型のエリアマネジメント活動で培った知見を、三井不動産は国内外でのホテル・リゾート開発で得た実績をそれぞれ活かす方針である。両社は、自然環境と立地の魅力を最大限に反映させ、訪れる人々や地域住民に愛されるリゾートホテルを構築することを目指す。三井不動産は「ハレクラニ沖縄」や「HOTEL THE MITSUI KYOTO」など高評価を得るホテルを展開しており、国際的な運営ノウハウを提供する。

 今後、両社は地域と連携しながら具体的な事業計画の検討を進める。持続可能な開発を重視し、地域資源を活かした観光拠点づくりを推進する考えである。三浦半島の自然美と歴史的背景を融合したリゾートエリアが実現すれば、地域経済の活性化と観光振興に寄与することが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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