ispace、米マグナ・ペトラ社と月面輸送契約を締結、契約額32億円

■欧州法人が窓口、ミッション3に質量分析計を搭載

 ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は10月6日8時30分、米国の月面資源開発企業マグナ・ペトラ社との間で、ペイロードサービス契約を締結したと発表した。本契約は、同社の欧州法人ispace EUが窓口となり、2025年10月4日付で取締役会にて正式決議された。マグナ・ペトラ社は月面ヘリウム3同位体の探査・採掘・地球への回収を目指す米民間企業であり、今回の契約は、月面探査事業の本格的な商業化に向けた新たな一歩となる。

 契約は、ispaceが提供する「ミッション3」(正式名称:Team Draper Commercial Mission 1)において、質量分析計を搭載し月面で揮発性物質を観測する内容であり、打上げからペイロードの輸送、搭載支援、実験支援、通信サービスに至るまでの一貫した技術支援が含まれる。契約金額は2200万米ドル(約32億円)であり、2024年12月10日に発表された覚書に基づく協議を経て今回の正式契約に至った。

 同契約は、同社の2026年3月期通期連結業績予想にすでに織り込まれており、業績への直接的な影響は軽微と見込まれている。ただし、今後重大な影響が明らかになった場合は速やかに開示する方針である。民間企業同士による月面資源輸送の商業契約は、日本の宇宙ベンチャーにとっても重要な実績となり、同社の国際的な宇宙ビジネス展開に弾みがつくとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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