
■ドイツ・フランス主要企業に直接投資可能、ポートフォリオの選択肢を拡大
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)傘下のJトラストグローバル証券は10月3日、欧州株式の新規取り扱いを10月6日から開始すると発表した。対象はドイツおよびフランスの主要銘柄で、フランクフルト証券取引所およびユーロネクスト・パリ証券取引所に上場する計38銘柄を扱う。SAP、BMW、LVMH、エアバスなど国際競争力の高い企業を対象とし、取引は現地委託形式で、決済通貨は円とユーロに対応する。取引時間は日本時間で夕方から深夜にかけてとなる。国内委託手数料は、営業員による助言ありの条件で業界最低水準に設定されており、金額帯別に段階的な料率が設けられている。
同社は、ECBの利下げ政策や欧州各国の財政拡張、安全保障政策の強化、賃上げ進展などを背景に、欧州経済の回復基調が鮮明になってきた点を重視している。また、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫が続くなか、米国の停戦交渉姿勢により国際協調への期待が高まり、欧州企業への注目が増していると分析。新たな欧州株の取り扱いにより、顧客に国際分散投資の新たな選択肢と成長期待の高い企業へのアクセスを提供する狙いがある。
Jトラストグローバル証券は、60年を超える歴史を持ち、現在はJトラストグループの一員として、革新的な金融サービスの展開を目指している。今後も世界経済の動向を踏まえた商品開発を進めるとともに、「海外投資のJTG証券」「ベンチャー企業を応援するJTG証券」「ウェルスマネジメントのJTG証券」という3本柱で顧客への付加価値提供を強化していく構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)