富士通と米ARYA、不審行動を即時検知するAIソリューションで提携

■防犯カメラ映像をAIが分析、徘徊や立ち止まり行動を高精度に検出

 富士通<6702>(東証プライム)は10月8日、米国ARYA社と不審行動をリアルタイムで検知する高精度AIソリューションの共同開発・展開に関する戦略的提携を9月22日に締結したと発表した。富士通の映像解析AIと、ARYAの地理空間AIを連携させ、公共機関や民間施設での防犯カメラ映像を解析し、犯罪や危険行為につながる動きを即時に把握して通知する仕組みを構築する。両社は「Uvance」のオファリング「Smart Space」を通じ、安全で暮らしやすい都市空間の実現を目指す。

 同ソリューションは、富士通の「Fujitsu Kozuchi for Vision」により、100種類以上の行動データを活用し、既存のカメラ映像から徘徊や立ち止まりといった異常行動を検知。対象人物を複数カメラ間で自動追跡し、広域監視を可能にする。ARYAの「City Connect」は検知位置を地図上に表示し、セキュリティ担当者が即座に共有・対応できる環境を提供する。米国Wynnリゾートでの実証では、異常行動を正確に検知し迅速に通知できることが確認された。

 富士通はAI提供と運用・保守を担い、ARYAはプラットフォーム連携と通知・共有機能を担当する。両社は今後、空港や大型リゾート施設を中心に北米市場での導入を推進し、安心・安全で持続可能な社会づくりに貢献するとしている。富士通は今後も「Uvance」の理念のもと、データとAIを活用し、社会課題を解決する都市・空間ソリューションの拡充を図る方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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