シンシア、株主優待をQUOカードからデジタルギフトに移行、利便性を向上

■QUOカードPayやAmazonギフトなど選択可能に

 シンシア<7782>(東証スタンダード)は10月7日、2025年12月31日を基準日とする株主優待から、従来の「QUOカード」を廃止し、デジタルプラス<3691>(東証グロース)が提供する「デジタルギフト」に変更すると発表した。これにより株主は「Amazonギフトカード」「QUOカードPay」「PayPayマネーライト」など複数のギフトサービスから希望の品目を選択できるようになる。変更の目的は利便性の向上と投資魅力の強化であり、同社は株主との接点拡大を狙う。

 デジタルギフトの付与対象は、200株以上を保有する株主で、1年以上継続保有で1,000円相当、3年以上で3,000円相当を贈呈する。保有期間の定義は、12月末日および6月末日の株主名簿に同一株主番号で3回または7回連続で記載された場合とする。優待内容の選択は郵送される「株主優待のご案内」に基づき、WEB上で希望品を選択する方式に改められる。選択期間を過ぎると受取手続きができないため、期間内の完了が必要となる。

 一方で、「同社ブランド商品の公式販売サイト(Fairy Republic)」で利用できる特別優待券は変更せず、100株以上保有の株主を対象に、最大60%割引(最大割引額24,000円)まで段階的に贈呈する。2025年9月末の終値581円を基準に算定すると、200株を1年以上保有し優待割引を最大活用した場合、優待利回りは18.1%、配当利回り13円を加えた総合利回りは20.3%に達する。新制度は2025年12月末の株主名簿に記載された株主から適用される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る