
■保有株数と年数に応じた優待額の段階的拡充を実施
タカキュー<8166>(東証スタンダード)は10月8日、株主優待制度の変更(拡充)を発表した。変更の背景には、株主への感謝とともに、より多くの投資家に中長期での株式保有を促す狙いがある。今回の見直しにより、同社商品や事業への理解促進と投資魅力の向上を図る方針である。
主な変更点は2つで、1つ目は優待額の拡充、2つ目は長期保有株主への特典新設である。保有株式数に応じた優待券の金額を引き上げたほか、500株以上を5年間継続保有する株主に対して追加優待を付与する制度を導入する。たとえば、1,000株以上2,500株未満を長期保有する株主には2,000円分の優待券が追加され、2,500株以上では最大12,000円分となる。
長期保有の判定基準は、各年2月末時点での保有株数と株主番号の継続性に基づく。同特典は2026年2月28日時点で500株以上を継続保有する株主から適用される。記録確認は従来通り、毎年2月末および8月末の株主名簿基準日に実施する。今回の拡充により、株主のロイヤルティ向上と安定株主の確保を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)