オンコセラピー・サイエンス、東大医科研とゲノム解析技術で共同研究契約を締結

■ヒトに関するゲノムデータ解析技術の高度化を目指し、ロングリードシーケンスを応用

 オンコセラピー・サイエンス<4564>(東証グロース)は10月17日8時30分、連結子会社のCancer Precision Medicine(CPM社)が東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター健康医療インテリジェンス分野の井元清哉教授と、ヒトに関するゲノムデータ解析技術に係る共同研究契約を締結したと発表した。次世代シーケンス技術の進化とともに、複雑なゲノム領域や反復配列、大規模構造変異の解析精度向上を目指す取り組みである。

 共同研究は、ロングリードシーケンス技術を活用したヒトおよび細菌叢のゲノム解析技術の開発を目的とする。ロングリードシーケンスは、数千から数十万塩基に及ぶ長鎖DNA配列を一括解析できることに加え、遺伝子の発現制御に関わるDNAメチル化情報を取得可能とする点で、従来技術の限界を克服する手法として注目されている。これにより、がんや神経疾患などの発症メカニズムの解明や、新たな治療法・創薬研究の加速が期待される。

 CPM社は、ロングリードシーケンスデータの取得および解析技術の開発・実装を担当する。今回の研究では、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターの専門知見を基に、高速で大量のゲノム情報を処理する解析技術の確立を目指す。同社は、がん遺伝子の大規模解析検査や免疫療法研究開発を手がけており、今回の共同研究を通じてゲノム医療の発展と個別化医療の実現に寄与する方針である。なお、2026年3月期業績への影響は軽微としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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