
■クラウド需要拡大とソリューション強化で大幅増益
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>(東証スタンダード)は10月29日、2026年3月期第2四半期(中間期)連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.7%増の64億2600万円、営業利益は同48.4%増の8億4300万円、経常利益は同35.6%増の9億7300万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同353.6%増の4億8300万円となった。包括利益も前年の97百万円から437百万円へと大幅に増加し、利益水準が改善した。
同社はクラウド型業務アプリケーション基盤「intra-mart」を中心に、企業のDX需要やシステム内製化の動きを背景に事業を拡大した。製品販売、クラウドサービス、導入支援などが堅調に推移し、収益性向上に寄与したとみられる。総資産は101億円、純資産は54億円に増加し、自己資本比率は53.5%と健全な水準を維持した。
通期業績予想は据え置かれ、売上高130億円(前期比9.9%増)、営業利益10億円(同81.2%増)、経常利益10億円(同66.7%増)、当期純利益7億円(同105.1%増)を見込む。配当は年間50円(中間0円・期末50円)を予定しており、安定的な株主還元方針を維持する。決算説明会は投資家向けに開催予定であり、詳細な成長戦略の説明が注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























