ジャパンモビリティショー2025、コンセプトカーや新型車などを初公開、31日から一般公開へ

■ホンダやBYDが新EV披露

 日本自動車工業会(自工会)が主催する国内最大級の自動車イベント「ジャパンモビリティショー2025」が開幕した。過去最多となる500以上の企業・団体が参加している。完成車メーカーでは、トヨタ、日産、ホンダなどの国内勢に加え、海外からメルセデス・ベンツ、BMW、中国の比亜迪(BYD)、韓国の現代自動車と起亜が出展。韓国勢は今回が初参加となる。

 会場では次世代電気自動車(EV)への関心が高く、BYDは軽EVの試作車を初公開した。2026年に日本市場へ投入する予定である。軽自動車大手のスズキも、2026年度から量産を目指す軽乗用EVのコンセプトモデル「Vision e Sky」を展示している。

 トヨタ自動車は最高級車「センチュリー」ブランドのオレンジ色クーペなどを出展。日産自動車は16年ぶりに刷新する大型ミニバン「エルグランド」の新型を世界初公開した。ホンダは2026年投入予定の自社開発EV「ゼロシリーズ」の多目的スポーツ車(SUV)を初披露。さらに、一部地域で試験走行を始めた小型EVの試作車も紹介している。

 マツダは「MAZDA VISION X COUPE」と「MAZDA VISION X COMPACT」の2台を世界初公開した。

 また30日には、「2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー」の第一次選考として、最終選考会に進む「10ベストカー」が発表された。最終選考は12月4日に行われ、自動車評論家など60人の選考委員による投票でイヤーカーが選出される。

【10ベストカー】

 スズキ eビターラ、スバル フォレスター、ダイハツ ムーヴ、トヨタ クラウン(エステート)、日産 リーフ、ホンダ プレリュード、BMW 2シリーズ グラン クーペ、ヒョンデ インスター、プジョー 3008、フォルクスワーゲン ID.Buzz。 ※掲載はノミネート番号順

 一般公開は10月31日から11月9日まで。チケットは前売り券2700円、当日券3000円で、高校生以下は無料で入場できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る