JPホールディングス、26年3月期通期予想を上方修正、新規施設受託と効率経営が後押し

(決算速報)
 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は11月12日に26年3月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。営業・経常利益は保育士の処遇改善に伴う費用の増加などにより横ばいだが、売上面は児童数の増加、新規施設の受託、補助金の増額などにより増収と順調だった。そして通期予想を上方修正し、従来の小幅減益予想から一転して増益予想とした。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値が重くなりモミ合う形だが、調整一巡感を強めている。戻りを試す展開を期待したい。

■26年3月期中間期営業・経常利益横ばい、通期予想を上方修正

 26年3月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比7.9%増の207億63百万円、営業利益が0.2%減の27億15百万円、経常利益が0.8%増の27億55百万円、そして親会社株主帰属中間純利益が8.6%減の17億73百万円だった。

 営業・経常利益は保育士の処遇改善に伴う費用の増加などにより横ばいだが、売上面は、バイリンガル保育園・モンテッソーリ式保育園・スポーツ保育園といった特徴ある保育園運営や幼児学習プログラム拡充による「選ばれ続ける園・施設づくり」に向けた各種施策による児童数の増加、新規施設の受託、補助金の最大化に向けた対応および保育士の待遇改善に伴う補助金増額などにより増収・過去最高と順調だった。なお特別利益では前期計上の本社移転補償金2億01百万円が剥落した。

 新規施設開設・受託は、認可保育園からこども園へ移行2園、学童クラブ・児童館25施設となり、こども園への移行施設を除き25施設を新規受託するとともに、特徴ある保育園として認可保育園からバイリンガル保育園へ5園移行、認可保育園からスポーツ保育園へ2園移行した。この結果、25年9月末時点の子育て支援施設数は保育園203園、こども園6園、学童クラブ118施設、児童館16施設、交流館2施設、合計345施設となった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が103億56百万円、営業利益が13億71百万円、経常利益が13億78百万円、第2四半期は売上高が104億07百万円、営業利益が13億44百万円、経常利益が13億77百万円だった。

 通期連結業績予想については25年11月12日付で売上高、各利益を上方修正して、売上高が前期比2.6%増の422億26百万円、営業利益が3.3%増の59億98百万円、経常利益が3.6%増の60億70百万円、親会社株主帰属当期純利益が0.0%増の39億21百万円とした。配当予想は据え置いて前期と同額の12円(期末一括)としている。予想配当性向は26.2%となる。

 前回予想(25年5月13日付の期初公表値、売上高419億04百万円、営業利益56億53百万円、経常利益57億03百万円、親会社株主帰属当期純利益37億45百万円)に対して、売上高を3億22百万円、営業利益を3億45百万円、経常利益を3億67百万円、親会社株主帰属当期純利益を1億76百万円、それぞれ上方修正した。従来の小幅減益予想から一転して増益予想とした。売上高が期初計画を上回るほか、独自の採用活動によるコスト削減や効率的な運営・管理体制なども寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は上値が重くなりモミ合う形だが、調整一巡感を強めている。戻りを試す展開を期待したい。11月12日の終値は622円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS45円82銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS228円06銭で算出)は約2.7倍、そして時価総額は約546億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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