ソフトバンク、デジタルツイン活用の自動運用システム導入、国内初のレベル3認定取得

■メトロネットワークでゼロタッチ運用実現、予兆検知と迂回自動化を強化

 ソフトバンク<9434>(東証プライム)は11月25日、デジタルツインを活用したIPネットワークの運用自動化システムを開発し、全国のメトロネットワークで運用を開始したと発表した。同システムを導入した運用は、国際的業界団体TM Forumが定める「Autonomous Networks(自律型ネットワーク)」の「IP Fault Management」シナリオで、国内初となるレベル3(条件付き自律)の認定を2025年10月10日に取得した。ネットワーク機器の変化を把握する「予兆検知基盤」と、障害時に迂回可否を自動判断する「迂回可否自動判定システム」を組み合わせ、ゼロタッチ化を実現した点が評価された。

 同システムは、異常検知から経路迂回、機器復旧、正常確認までのプロセスを高度に自動化する。特に課題となっていた迂回可否判断を自動化するため、ネットワーク構成やステータス情報、アラーム情報などを収集し、デジタルツイン上で分析する仕組みを構築した。これにより熟練技術者の判断を代替し、サービス復旧時間の短縮や監視工数の削減が可能になった。また、テレメトリーを活用した予兆検知基盤により、従来の約5倍の頻度で詳細データを取得し、サービス影響前の兆候を迅速に検知する体制を整えた。

 同社は今後、生成AIなど新技術を取り込み「Autonomous Networks」のレベル4(高度自律運用)相当の実現を目指す方針である。さらに、本システムをコアネットワークなど他領域にも展開し、迅速かつ安全な自律運用を推進する考えだ。併せて、5G/4G基地局整備、災害時の臨時通信対策、NTN(非地上系ネットワーク)による空・海・山へのカバレッジ拡大など、日常から災害時、未来領域まで多層的な通信品質向上を進め、“つながる安心”の強化を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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