トーシンホールディングス、保有ビル売却を決議、26年4月期に特別利益5億円見込む

■国内事業会社へ譲渡、契約締結は12月中旬・引き渡しは来年1月予定

 トーシンホールディングス<9444>(東証スタンダード)は11月26日、名古屋市中区に保有する「TOSHIN広小路本町ビル」を譲渡すると発表した。11月25日の取締役会で決議したもので、経営資源の最適化と財務体質の強化を目的とした判断である。対象物件は地積412.04平方メートルの宅地に建つ地下2階付8階建ての事務所ビルで、鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造を特徴とする。

 譲渡先は国内事業会社であるが、契約上の取り決めにより社名と譲渡価格の公表は控えられた。トーシンホールディングスと譲渡先の間に資本・人的・取引関係はなく、関連当事者にも該当しないと説明している。契約締結は2025年12月中旬を予定し、物件引き渡しは2026年1月中旬を見込む。

 同社は今回の譲渡により、2026年4月期第3四半期に約5億円の固定資産売却益が特別利益として発生すると見通す。今後、追加で開示が必要となる事項が生じた場合には、適宜情報提供を行う方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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