U−NEXT、課金ユーザー500万人突破、国内配信市場で存在感拡大
- 2025/11/27 07:38
- IR企業情報

■VOD浸透で7年で5倍に成長、プレミアム有料型サービスとして定着
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>(東証プライム)は11月26日、「U−NEXT」の課金ユーザー数が2025年11月時点で500万人を突破したと発表した。日本企業として初めて、映画・アニメなどのVODに加え、スポーツや音楽のライブ配信をフルスケールで提供するプレミアム有料型放送・配信サービスとして成長したことが背景にある。2007年のサービス開始から100万人到達まで11年以上を要したが、VODが生活に広がったことも追い風となり、その後7年で5倍へと拡大した。
同社は成長過程でコンテンツとサービスの差別化を進めた。国内外作品の幅広いラインアップを強化し、スポーツでは年間2,800試合以上、音楽ライブでは400本超を配信して臨場感を高めた。また、電子書籍124万冊超やミュージックビデオなどを含むオールインワン型の提供を進め、2026年8月期中には音楽ストリーミングの開始も予定する。加えて、ロイヤリティポイントを活用したオプションプランを拡充し、動画以外のサービスとも連携してユーザー満足度を高めてきた。
外部アライアンスも拡大し、映画館チェーンや映画祭との連携によりスクリーンへの送客とプロモーションを強化した。さらに、TBSテレビやテレビ東京との提携でドラマ・バラエティの独占配信を実現し、加入者増による好循環を形成したほか、楽天モバイルとの「Rakuten最強U−NEXT」開始で付加価値を高めた。加えて「HBO Max」との包括的提携を通じて国内独占配信と日本作品のグローバル展開も進展している。同社は今後も国内市場での地位強化と外部連携を軸に、1,000万ユーザーを目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















