【どう見るこの株】タカヨシホールディングス、今期増益転換へ、純利益は過去最高水準に肉薄

どう見るこの株

■年初来高値を更新、バリュー株買いが増勢

 タカヨシホールディングス<9259>(東証グロース)は、前日2日に20円高の795円と4営業日続伸して引け、東証グロース市場の値上り率ランキングの第22位にランクインするとともに、取引時間中には797円と買われ場面があり、8月12日につけた年初来高値789円を更新した。上方修正した前2025年9月期業績に続いて、今2026年9月期業績が、増益転換と予想され純利益が過去最高にあと2000万円と迫ることを手掛かりにバリュー株買いが増勢となった。今期配当も、年間30円と高配当が予定され、配当利回りが3.77%と東証グロース市場の高配当利回りランキングの第32位にランクインすることもサポート材料視されている。

■新規出店を30店舗に拡大し登録生産者、登録商品開拓も継続

 同社の業績は、前2025年9月期が、新フォーマット店舗(小商圏小規模店舗)の順調な開店、新規生産者の開拓促進、高原野菜の開拓、物流改革、業務効率の改善などが寄与して上方修正され、期初予想より減益率を縮小させて着地した。続く今2026年9月期業績は、売り上げ78億円(前期比2.3%減)、営業利益10億円(同10.5%増)、経常利益9億7000万円(同7.9%増)、純利益5億2000万円(同27.9%増)と予想され、純利益は、2024年9月期の過去最高(5億4000万円)に肉薄する。地域の食のセレクトショップ「わくわく広場」の新規出店を30店舗と前期の16店舗から拡大し、このうち新フォーマット店舗も7店舗出店を計画しており、流通総額は、262億円(同2.5%減)となるが、登録生産者の登録増や登録商品の開拓を進め、ITツールを活用した業務効率化を進めることなどが寄与する。

 「わくわく広場」への登録は、登録料、保証料、年会費などが不要で、出品ノルマもなく生産者のペースで出品し値付けも生産者自身ができるビジネスモデルであり、生産者は低リクス、低投資で新たな収益チャンスにトライできるだけに、一般消費者にとっても食料品価格が高騰するなか新しい消費選択肢が可能となるメリットにつながる。なお配当は、今年5月に前期配当の初配当20円を発表し、さらに8月には年間30円へ増配したが、今期配当も30円を予定している。

■ミニGC示現で上昇トレンド転換しPER8倍、配当利回り3.7%の修正に弾み

 株価は、トランプ関税ショック時に年初来安値520円へ売られたが、初配当発表ではストップ高し、再度の配当修正・増配では年初来高値789円まで買い進まれて5日移動平均線が75日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、25日線を出没する値固めを続けてきた。足元では再度、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上値買いに弾みをつけた。PERは8.57倍、配当利回りは3.77%と割安であり、年初来高値抜けたここからは次の上値フシとして2024年5月高値974円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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