【狙い場・買い場】宝飾品のナガホリに出番近そう、大幅黒字転換、利回り3.9%

狙い場・買い場

 ナガホリ<8139>(東2)は、ミニゴールデンクロスを示現。好業績の割安銘柄として注目したい。

 同社は、経営理念として「宝飾品を通じて、人類の高い文化生活に貢献するために、広く世界に市場を求め、人間性豊かな理想の会社を築き、永遠の繁栄をはかる。」を掲げ、素材買付・製造からリテールサポートまでを一貫して担う体制を構築し、顧客のニーズにあった品質の高いジュエリーを提供している。2018年3月期売上高221億5300万円、営業利益8億9100万円、経常利益8億2400万円、純利益4億3800万円目標の中期経営計画を今年度からスタートさせている。販売チャネルの事業規模拡大による事業収益力を強化し、企業グループとしての顧客満足度の高い商品やブランド商品の開発と提案に精励し、消費者及び取引先からの高い信頼を得るべく、積極的な営業活動を展開し、コスト削減の徹底を図り業績向上に注力している。

 今2016年3月期第2四半期業績実績は、売上高が107億3800万円(前年同期比15.1%増)、営業損益が300万円の黒字(同2億1600万円の赤字)、経常損益が700万円の黒字(同2億0300万円の赤字)、最終損益が1900万円の赤字(同5700万円の赤字)に着地。純利益は当初計画より赤字幅を縮小し順調に推移している。

 通期業績予想は、売上高が208億円(前期比2.8%増)、営業損益が4億円(同3300万円の赤字)、経常損益が3億5000万円(同1300万円の赤字)、純利益が1億6500万円(同4.9倍)と回復を見込んでいる。年間配当は10円継続を予定している。

 株価は、6月2日につけた年初来の高値405円から8月25日に年初来の安値245円と調整。その後、250円どころを下値にモミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現している。百貨店向け自社ブランド品の拡販による、訪日客の取り込みに対する期待感がある。PBR0.27倍と割負け、配当利回り3.9%と利回り妙味は増し見直し余地は拡がる。下値不安の少ない割安銘柄として押し目は注目したい。(N)

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