【株式市場】日経平均、505円高と急反発、米株高と円安が追い風、日銀利上げ後も買い優勢

■米国株上昇と利下げ観測が投資心理を改善

 12月19日の日経平均株価は、505円71銭高の4万9507円21銭と急反発して大引けを迎えた。TOPIX(東証株価指数)も同26.77ポイント高の3383.66ポイントと上昇し、幅広い銘柄に買いが入る展開となった。出来高は27億4668万株、売買代金は6兆6499億円となった。

 前日の米国株式市場では、インフレ圧力の緩和を背景に追加利下げ観測が強まり、主要株価指数が上昇した。半導体関連企業の好決算も追い風となり、東京市場では主力のハイテク関連株を中心に買いが先行した。前日に下落した銘柄の反動で相場を押し上げ、寄り付きから300円を超える上昇となった。

 後場に入ると、日銀が金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、0.75%とすることを全員一致で決定したと発表。これを受け、為替相場は1ドル=156円10銭前後まで円安方向に振れ、輸出関連銘柄を中心に上値を保った動きとなった。日経平均は一時765円高まで上昇した。東証33業種では28業種が上昇し、相場全体に買い戻しの動きが広がった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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