【株式市場】前場の日経平均は215円安、円高進み値上がり業種は3業種にとどまる

◆日経平均は3万3216円05銭(215円46銭安)、TOPIXは2363.92ポイント(18.60ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億8623万株

 12月4日(月)前場の東京株式市場は、米国での利上げ観測の後退を受けて円高が進み、中国での肺炎流行は訪日観光に影響との見方もあるようで、取引開始後は日経平均連動型の売りが先行したもよう。半導体関連株、精密機器、自動車、大手商社、銀行などが一部を除いて軟調に推移した。レーザーテック<6920>(東証プライム)、川崎汽船<9107>(東証プライム)などは堅調で、好決算の内田洋行<8057>(東証プライム)は活況高。日経平均は取引開始後に408円47銭安(3万3023円04銭)まで下押し、午前11時にかけて110円安まで持ち直し、前引けは215円安だった。

 セレス<3696>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり、今日新規上場のアスマーク<4197>(東証スタンダード)の上位株主に提携先と同一の社名があるとされて思惑沸騰。バリューコマース<2491>(東証プライム)は証券会社の投資判断引き上げなど好感されて上げ、円谷フィールズ<2767>(東証プライム)は万博に向けたサブカルチャー振興政策への期待などで活況高。大和コンピューター<3816>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益が好感されストップ高。WASHハウス<6537>(東証グロース)は「半導体、九州で投資ラッシュ、工場建設やインフラ整備」(日経電子版12月1日)など材料視されストップ高。

 新規上場のアスマーク<4197>(東証スタンダード)は、公開価格2300円で売買を開始し、取引開始後まもなく2150円で初値をつけ、その後2233円まで上げ、前引けは2095円。

 東証プライム市場の出来高概算は6億8623万株、売買代金は1兆8152億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は772銘柄、値下がり銘柄数は881銘柄。

 東証33業種別指数は3業種が値上がりし、海運、不動産、小売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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