マルマエ、26年8月期大幅増収増益予想、1Q順調で半導体消耗品需要が追い風

(決算速報)
 マルマエ<6264>(東証プライム)は12月26日に26年8月期第1四半期連結業績を発表した。前期第3四半期よりKMアルミニウム(以下、KMAC)を新規連結して連結決算に移行したため、前年同期の非連結業績との比較で見ると大幅増収増益だった。精密部品事業(マルマエ)は半導体分野で消耗品の需要が好調に推移し、機能材料事業(KMAC)の業績も寄与した。そして通期の大幅増収増益予想を据え置いた。第1四半期が順調であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は10月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■26年8月期1Qは前年同期の非連結業績との比較で大幅増収増益

 26年8月期第1四半期の連結業績は売上高が42億44百万円、営業利益が7億01百万円、経常利益が6億55百万円、親会社株主帰属四半期純利益が4億34百万円だった。前期第3四半期よりKMACを新規連結して連結決算に移行したため、前年同期の非連結業績(売上高19億11百万円、営業利益4億44百万円、経常利益4億43百万円、親会社株主帰属四半期純利益3億08百万円)に対して大幅増収増益(売上高は22.0%増収、営業利益は57.7%増益、経常利益は47.6%増益、親会社株主帰属四半期純利益は41.0%増益)だった。

 精密部品事業(マルマエ)は売上高が18億05百万円で営業利益(全社費用等調整前)が3億31百万円(前年同期は売上高18億25百万円、営業利益4億44百万円)だった。分野別の売上高は半導体分野が0.4%減の15億11百万円、FPD分野が32.3%減の2億04百万円、その他分野が28.2%減の29百万円だった。半導体分野は新規装置向けが低調だったが、消耗品の需要が好調に推移した。FPD分野はOLED向けの設備投資が停滞した。利益面は販管費の増加に加え、売上が期初にやや低迷したことも影響して減少した。

 機能材料事業(KMAC)は売上高が24億38百万円で営業利益が3億71百万円(のれん償却額75百万円控除後)だった。分野別の売上高はIT器材(半導体・FPD製造用ターゲット材向け消耗材、アルマイト処理など)が8億97百万円、半導体装置部材(半導体エッチング装置用の真空チャンバーなど)が4億01百万円、基礎素材(電解コンデンサ用・HDD用の高純度アルミなど)が11億37百万円だった。IT器材は超高純度ターゲット材やCVD向け消耗品が好調だった。半導体装置部材は真空チャンパーが客先在庫調整の影響を受けたが、市場回復により26年2月より正常化を見込んでいる。基礎素材は高純度品の前倒し納入があったが、小口素材販売がやや停滞した。

 通期連結業績予想(KMACを通期連結、25年8月期は5ヶ月分を連結)は据え置いて、売上高が前期比50.8%増の172億円、営業利益が33.1%増の28億円、経常利益が34.3%増の26億円、親会社株主帰属当期純利益が25.4%増の17億円としている。配当予想は前期比16円増配の56円(第2四半期末28円、期末28円)としている。連続増配で予想配当性向は41.7%となる。

 精密部品事業(マルマエ)が半導体分野を中心とする需要回復に伴って伸長し、機能材料事業(KMAC)の通期連結も寄与する。セグメント別計画は、精密部品事業(マルマエ)の売上高が82億円で営業利益が19億円、機能材料事業(KMAC)の売上高が90億円で営業利益が12億円としている。

 第1四半期の進捗率は売上高25%、営業利益25%、経常利益25%、親会社株主帰属当期純利益26%と順調である。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は10月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。12月26日の終値は2088円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS134円26銭で算出)は約16倍、今期予想配当利回り(会社予想の56円で算出)は約2.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS643円76銭で算出)は約3.2倍、そして時価総額は約273億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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