損害保険ジャパン、男性更年期に着目した健康経営施策を開始、社内啓発を本格化
- 2025/12/29 08:36
- IR企業情報

■政府も注目の「男性更年期」、社内情報発信とセミナーで理解促進
SOMPOホールディングス<8630>(東証プライム)傘下の損害保険ジャパンは12月26日、男性更年期に焦点を当てた社内の健康経営施策を開始したと発表した。近年、政府が公的文書で「男性更年期」という表現を用いるなど、男性の健康課題への社会的関心が高まる中、同社は従来の女性向け施策を発展させ、男性特有の健康問題にも対応する方針を示した。
同社では、毎年10月を「SJピンクリボン月間」と位置付け、女性の健康課題に関する啓発を行ってきた。一方、更年期は男性にも起こり得ることから、社員からの要望を背景に取組みを拡充した。社員の平均年齢は45.4歳(2025年3月末時点)で、男性更年期の影響を受けやすい年代にある。症状が緩やかに進行し不調に気づきにくい点を踏まえ、同社は6月から社内向け健康ポータルサイトで基礎知識の情報発信を開始した。
具体策として、11月の「国際男性デー」に合わせ、男性更年期をテーマとした社内オンラインセミナーを開催した。講師にメンズヘルス外来の専門医である堀江重郎氏を招き、全国から310人が参加した。アンケートでは95.8%が満足と回答し、90%が継続的な情報提供を希望した。今後は社員のみならず家族にも情報を届け、性別を問わず心身の健康を支える環境づくりを進めるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















