ミロク情報サービスの前3月期は売上高が5.0%増加し純利益は3.4%増加、サブスク型への移行進みストック型の安定収入が増加

(決算速報)

■今期は開発中のSaaS型新ERP製品を後半に提供開始する予定

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)の2025年3月期・連結決算は、売上高が前期比5.0%増の461億60百万円となり、営業利益は同2.9%増の62億87百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.4%増の43億81百万円となった。

 24年10月よりイメージキャラクターに福原遥さんを起用した新テレビCMの放映を開始。「日本の企業を元気に!」を合言葉にお客様に最適なシステムを提案する「DXコンサルティングサービス」を訴求した。会計事務所向け及び中堅・中小企業向け各種ERP製品の販売が好調に推移した。各種ERP製品の販売は、サブスクリプション型での提供へと移行しているためソフトウェア使用料収入が大きく伸長し、ストック型の安定的なサービス収入が増加した。

 今期・26年3月期は、更なる継続的な企業価値向上を実現するために、ビジネスモデルの変革を行い、経営基盤改革にチャレンジする。また、現在開発中のSaaS型の新ERP製品を26年3月期後半に提供開始する予定。本格的なSaaS型ビジネスの開始に伴い、サブスクリプション契約への移行も加速する。連結業績見通しは、売上高を490億円(前期比6.2%増)とし、営業利益は67億円(同6.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は49億円(同11.8%増)とした。純利益は22年3月期以来、4期ぶりに最高を更新することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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