スリー・ディー・マトリックス、甲状腺切離後出血でピュアスタットの特定臨床研究開始

■甲状腺手術後滲出性出血に止血材評価

 スリー・ディー・マトリックス<7777>(東証グロース)は1月15日、吸収性局所止血材「ピュアスタット」について、甲状腺切離後の滲出性出血に対する効果を評価する医師主導の特定臨床研究が開始されたと発表した。研究は静岡県立静岡がんセンターで実施され、自己組織化ペプチド技術を用いた同製品の有効性と安全性を探索的に検証する。

 甲状腺切除術では、靭帯周囲からの滲出性出血が比較的高頻度に発生する。術後出血は重篤な合併症につながる恐れがあるほか、反回神経損傷による声帯運動機能低下の回避も重要な臨床課題となっている。現在は焼灼やガーゼ圧迫などが主な止血手段だが、より安全で効率的な止血材が求められている。

 同研究では、既存の止血法で十分な止血が得られない症例を対象にピュアスタットを使用し、止血有効性に加え、術後の声帯運動機能低下の発生割合やドレーン留置期間、患者QOLへの影響などを評価する。同社は甲状腺切離後における同製品の臨床的有用性を検討する考えで、本件が通期業績や中期経営計画に与える影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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