ヤマハ、音素材生成AIの技術検証開始、「SEQTRAK」統合を検討

■楽曲生成に依らず高品質サンプル生成に挑戦、創造性拡張を狙う

 ヤマハ<7951>(東証プライム)は1月16日、米国子会社のヤマハ・ミュージック・イノベーションズ(YMI)が、音素材生成AIの活用に向けた技術検証を開始したと発表した。生成AIを創造性を支援するツールと位置づけ、安全性や権利保護を重視するグループ方針の下、音素材生成分野に強みを持つBoomy Corporationと協業し、音楽制作ツール「SEQTRAK」アプリへの生成AI機能統合を検証する。

 技術検証の第一段階として、1月に米国で開催されるThe NAMM Showで、クリエイター向けの限定デモ体験会を実施する。SEQTRAKはドラムやシンセなどを直感的に組み合わせて制作できるオールインワン機器で、アプリに生成AIを組み込むことで、プロンプト入力から音素材を即時生成し、そのまま制作や演奏に活用できる新たな制作フローを提案する。

 近年、生成AIは楽曲全体生成が主流となる一方、高品質な音素材生成技術は希少とされる。今回の取り組みは、生成AIを創造の代替ではなく支援手段と捉え、クリエイターの発想拡張と制作可能性の拡大を目的とする。同社は今後、両社で技術評価と実装検証を進め、アプリ機能としての提供可否を検討し、得られた知見を通じて音楽文化の健全な発展への貢献を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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