ファンデリー、26年3月期3Q累計で各利益が通期予想を超過達成、収益構造改革が進展

(決算速報)
 ファンデリー<3137>(東証グロース)は1月30日に26年3月期第3四半期累計の業績(非連結)を発表した。各利益は黒字転換した。MFD事業とCID事業の収益性が改善したほか、マーケティング事業が大幅伸長した。収益構造改革が着実に進展した。そして通期黒字転換予想を据え置いた。MFD事業はミールタイム価格改定効果、CID事業はリテール販売拡大と価格改定効果、マーケティング事業は受注拡大を見込んでいる。第3四半期累計の各利益が通期予想を超過達成したことを勘案すれば、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。株価はやや上値の重い形だが、一方では徐々に下値を切り上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を回復した。基調転換を確認した形だ。出直りを期待したい。

■26年3月期3Q累計黒字転換、通期上振れの可能性

 26年3月期第3四半期累計の業績(非連結)は、売上高が前年同期比4.9%増の19億60百万円、営業利益が97百万円(前年同期は89百万円の損失)、経常利益が55百万円(同1億25百万円の損失)、四半期純利益が54百万円(同1億26百万円の損失)だった。

 増収で黒字転換した。MFD事業とCID事業の収益性が改善したほか、マーケティング事業が大幅伸長した。収益構造改革が着実に進展した。

 MFD事業は、売上高が2.9%増の15億45百万円、営業利益(全社費用等調整前)が11.8%増の2億47百万円だった。価格改定効果により収益性が改善した。第3四半期の定期コース会員数は前年同期比242人減少の5733人、アクティブ会員数(過去1年以内に1回以上購入した会員数)は736人減の2万5066人、月間ARPU(「月間売上高÷月内に1回以上購入した会員数」の3ヶ月平均)は790円増の1万6351円だった。ARPUはおせちの販売により上昇した。紹介ネットワーク数は947箇所減少して1万8613箇所となった。

 CID事業は売上高(セグメント間の内部売上高含む)が66.2%増の1億81百万円、営業利益が1億89百万円の損失(前年同期は2億90百万円の損失)だった。小売店向け卸売上の増加、セグメント間取引量の増加により収益性が改善した。

 マーケティング事業は、健康食品通販カタログ「ミールタイム」および「ミールタイム ファーマ」の2誌による広告枠の販売、紹介ネットワークを活用した業務受託を展開している。売上高は11.4%増の3億23百万円、営業利益は21.5%増の2億42百万円だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が6億22百万円で営業利益が4百万円、第2四半期は売上高が6億49百万円で営業利益が37百万円、第3四半期は売上高が6億89百万円で営業利益が54百万円だった。

 通期の業績(非連結)予想は据え置いて売上高が前期比21.5%増の29億92百万円、営業利益が86百万円(前期は1億33百万円の損失)、経常利益が28百万円(同1億82百万円の損失)、当期純利益が26百万円(同1億83百万円の損失)としている。

 セグメント別の計画は、MFD事業の売上高が10.0%増の21億67百万円で営業利益(全社費用等調整前)が9.5%増の3億18百万円、CID事業の売上高(セグメント間の内部売上高含む)が154.2%増の3億98百万円で営業利益が2億85百万円の損失(25年3月期は3億89百万円の損失)、マーケティング事業の売上高が32.9%増の5億20百万円で営業利益が42.9%増の3億85百万円としている。

 大幅増収・黒字転換予想である。MFD事業はミールタイム価格改定効果(米を使用している商品を中心に25年6月1日注文分より改定)などにより増収増益を見込む。CID事業はリテール販売拡大と価格改定効果(ECサイト向け商品は25年7月1日受注分より、小売店向け商品は25年9月1日納品分より、すべてのカテゴリを対象に平均11.3%の値上げ)により損失縮小を見込む。マーケティング事業は下期に多数の受注を見込んでいる。

 第3四半期累計の各利益が通期予想を超過達成したことを勘案すれば、通期利益予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価(1株当たり数値は25年10月1日付の株式2分割後)はやや上値の重い形だが、一方では徐々に下値を切り上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を回復した。基調転換を確認した形だ。出直りを期待したい。1月30日の終値は235円、今期予想PER(会社予想のEPS2円12銭で算出)は約111倍、前期実績PBR(前期実績のBPS17円52銭で算出)は約13倍、そして時価総額は約30億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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