綿半ホールディングス、3Q累計の進捗率順調で通期増益予想を維持、自己株式取得で株主還元強化

(決算速報)
 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は1月30日に26年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。小売事業における前期の南海トラフ地震注意報に伴う災害対策需要の反動などで小幅減益だったが、建設事業は工事が順調に進展した。そして通期増益予想を据え置いた。各事業とも伸長する見込みだ。第3四半期累計の進捗率は順調である。期初時点で下期偏重の計画としており、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお自己株式取得を発表した。2月2日の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT―3)において、1月30日の終値で取得(上限70万株)する。株価は昨年来安値圏だが調整一巡して出直りを期待したい。

■26年3月期3Q累計小幅減益だが進捗率順調、通期増益予想据え置き

 26年3月期第3四半期累計連結業績は売上高が前年同期比1.7%増の1026億66百万円、営業利益が3.5%減の28億91百万円、経常利益が1.2%減の31億78百万円、親会社株主帰属四半期純利益が4.0%減の20億60百万円だった。小売事業における前期の南海トラフ地震注意報に伴う災害対策需要の反動などで小幅減益だったが、建設事業は工事が順調に進展した。

 小売事業は売上高(外部顧客への売上高)が1.7%減の595億41百万円、営業利益(全社費用等調整前)が17.9%減の14億55百万円だった。前期の南海トラフ地震注意報に伴う災害対策需要の反動減に加え、暖冬による季節商品に不振や積極的な改装実施の影響などより減収減益だった。

 建設事業は売上高が6.8%増の361億10百万円で、営業利益が4.2%増の13億66百万円だった。リニューアルおよび鉄構分野で工事が順調に進捗した。

 貿易事業は売上高が1.9%減の56億06百万円、営業利益が8.9%増の6億55百万円だった。商品構成の変化により減収ながら増益だった。その他事業(不動産事業等)は売上高が55.2%増の14億07百万円、営業利益が142.8%増の1億45百万円だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が324億16百万円で営業利益が6億83百万円、第2四半期は売上高が330億47百万円で営業利益が7億66百万円、第3四半期は売上高が372億03百万円で営業利益が14億42百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて売上高が前期比4.0%増の1390億円、営業利益が9.7%増の38億40百万円、経常利益が4.9%増の40億円、親会社株主帰属当期純利益が10.7%増の23億円としている。配当予想は前期比1円増配の30円(期末一括)としている。11期連続増配予想で予想配当性向は25.3%となる。なお前期の29円には上場10周年記念配当5円が含まれているため、普通配当ベースでは前期比6円増配の形となる。

 セグメント別の計画は、小売事業の売上高が前期比1.8%増の806億63百万円で営業利益が11.3%増の19億60百万円、建設事業の売上高が8.1%増の483億84百万円で営業利益が8.0%増の19億43百万円、貿易事業の売上高が0.7%増の78億90百万円で営業利益が11.3%増の9億54百万円としている。

 26年3月期も増収増益で連続増配予想としている。各事業とも順調に伸長する見込みだ。第3四半期累計の進捗率は売上高が74%、営業利益が75%、経常利益が79%、親会社株主帰属当期純利益が90%と順調である。期初時点で下期偏重の計画としており、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は昨年来安値圏で軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。1月30日の終値は1414円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS118円81銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の30円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1200円54銭で算出)は約1.2倍、そして時価総額は約282億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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