【株式市場】NY株の大幅続伸など好感し全般急伸となり新規上場の2銘柄も好調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万9486円78銭(436円87銭高)、TOPIXは1575.39ポイント(34.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9860万株

チャート4 17日前場の東京株式市場は、米国の金融政策当局が9年半ぶりの利上げを決定し、アク抜け感などからNY株が224ドル高の大幅続伸となり、日経平均は314円高で始まった後も上値を試しながら11時過ぎには457円26銭高(1万9507円17銭)まで上げた。前引けも436円87銭(1万9436円78銭)と高値圏で推移。主な株価指数はすべて高い。

 ソニー<6758>(東1)の値上がり率が4%を超え、富士重工業<7270>(東1)は12月初につけた上場来の高値に迫るなど、北米市場で稼ぐ銘柄の値動きが目立ったほか、電力株や陸運株などは原油安の恩恵も意識されて堅調。岡野バルブ製造<6492>(東2)は原発関連需要などで業績予想を増額し活況高となり、アイリッジ<3917>(東マ)は京セラグループへの技術提供などが言われてストップ高。プロパスト<3236>(JQS)は「民泊」関連事業の開始などが期待されてストップ高。

 本日は新規上場が2銘柄あり、ミズホメディー<4595>(JQS・売買単位100株)はインフルエンザ検査薬などの診断薬を開発・製造し、公開価格は1100円。取引開始から買い気配をセリ上げ、前場は10時にかけては公開価格の70%高の1870円で買い気配となり、まだ初値がついていない。

 オープンドア<3926>(東マ・売買単位100株)は旅行関連情報サイト「トラベルコちゃん」などを運営し、公開価格は3820円。9時45分に公開価格を23%上回る4710円で売買が成立し初値がつき、高値は4870円、前引けは4415円。

 東証1部の出来高概算は10億9860万株、売買代金は1兆3219億円。1部上場1928銘柄のうち、値上がり銘柄数は1700銘柄、値下がり銘柄数は141銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る