三井住友建設、AI活用でトンネル発破作業を自動化「AI de 先ヤマ」を開発

■熟練工の暗黙知をAIで再現、山岳トンネル発破効率化技術が登場

 三井住友建設<1821>(東証プライム)は5月26日、ユニアデックスと共同で、山岳トンネル工事向けにAIを活用した発破パターン自動選定技術「AI de 先ヤマ(発破編)」を開発したと発表。同技術は熟練トンネル特殊工の暗黙知をデータ化し、削孔・装薬作業で得られる情報をAIに学習させることで、地山状況に最適な発破パターンを自動提案する。これにより熟練工の判断を再現可能とし、人材不足の緩和と作業効率化が期待される。

 従来の発破作業では、熟練工が前回の施工データと切羽状態を基に経験でパターンを決定していた。新システムはドリルジャンボの削孔データから適正装薬量を算出する既存技術を発展させ、削孔位置・角度・長さ・装薬量までを含む総合的な提案が可能。セミオート機ではモニタ表示によるナビゲーション、フルオート機では完全自動削孔を実現する。

 今後の展開として、更なるデータ収集とAIモデルの精度向上を通じ、熟練工を超える最小装薬量予測の実現を目指す。同社は本技術をSMC Tunnelingシリーズの一環として位置付け、トンネル工事全体の生産性向上につなげていく方針だ。肌落ち防止や余掘り削減による施工品質の安定化も大きな特長として挙げられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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