Veritas In Silicoがストップ高、ALS治療向け核酸医薬品で特許公開

■抑制性短縮型TDP-43を標的にしたファーストインクラス創薬

 Veritas In Silico<130A>(東証グロース)は1月19日13時30分、東京慈恵会医科大学との共同研究により、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療に向けた新たな核酸医薬品に関する物質特許が公開されたと発表した。特許は抑制性短縮型TDP-43に対応するスプライシングアイソフォームを標的とする核酸医薬品で、遺伝子名は「TDP-43 MP13」。ファーストインクラスの新規性を有し、出願番号は特願2025-575964、国際出願特許番号はPCT/JP2025/025230である。

 同研究では、抑制性短縮型TDP-43が全長型TDP-43の機能低下を引き起こし、ALSの病態形成に関与する可能性を解明した。これを踏まえ、同型の発現を核酸医薬品で低下させる治療仮説を構築し、Veritas In SilicoがAI創薬プラットフォーム「ibVIS」を用いて医薬品設計と最適化を担った。アカデミアと産業界が研究初期から連携する新たな創薬モデルとして、アンメット・メディカル・ニーズへの迅速な対応が期待される。

■出来高急増で需給改善

 株価は後場に急騰し、一時558円でストップ高となった。ALS治療に向けた核酸医薬品の物質特許公開を材料に、創薬パイプライン拡充への期待が一気に高まった。出来高は254万株超、売買代金も13億円超に膨らみ、短期資金が集中した。朝方は460円台まで下落したが、材料評価の広がりとともに買いが優勢となった。足元は赤字でPER算出不可だが、自己資本比率98%と財務余力は高い。当面は研究進展や追加開示をにらんだ思惑相場が続く可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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