神鋼商事は3か月ぶり上場来高値を更新、新中期計画での「投資促進」など好感

■前計画では最高益を更新したが投資については課題が

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は6月14日、再び一段高となり、午前11時にかけて5%高の7470円(320円高)まで上げて約3か月ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。5月22日に新たな中期計画として「中期経営計画2026」を発表し、6月3日には半導体製造装置向けアルミチャンバー合弁加工会社の設立を発表。株価は6月12日まで5日続伸の出直りとなり、なか一日空けて一段高となってきた。

 新中期計画では、前計画期間中の23年3月期に最高益を更新しながらも、投資については目標を下回り課題が残ったとし、「将来の為の投資の必要性」の実行を強調した。6月3日に発表した半導体製造装置向けアルミチャンバー合弁加工会社の設立は、「投資の促進」の一環として取り組むもので、「新会社設立により機械加工拠点を2拠点確保し、BCP需要(不測の事態の発生に対するリスク回避)にも応えることが可能」(発表資料より)になるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る