相場離陸には飛行機のごとく鋭角上昇が必要=犬丸正寛の相場格言

■相場離陸には飛行機のごとく鋭角上昇が必要
 大型の旅客機が3000メートル級の滑走路をスピードアップして上空へ舞い上がるには急角度の上昇が必要です。相場もまったく同様です。株価が下げ渋りとなって、下値で這っているだけでは単に底堅いというだけで快適な空の旅に出ることはできません。航空機の離陸にあたる株価底離れにはびっくりするような急伸が求められます。  今の日経平均でいえば2万円水準から1万7500円水準まで2500円も下げてきた今年々初からの相場では最低でも半分の1200円高を週足で示現しないと底打ちとはいえません。もちろん、1000~1200円高するには、相場の持つ自律反発の域を超える政策転換のような大きい支援材料が求められます。残念ながら今の相場は、燃料切れに近い状態ですから早いタイミングでの燃料補給(好材料発表)が急がれるところでしょう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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