【編集長の視点】プロパティエージェントは最安値から急反発、減益予想業績を織り込み下げ過ぎ直近IPO株買いが再燃

編集長の視点

 プロパティエージェント<3464>(JQS)は、75円高の1390円と急反発して始まり、前日21日取引時間中につけた上場来安値1292円から底上げしている。きょう22日に日経平均株価が、欧米株高を受け575円高と急反発してシタートしていることから、同社株にも下げ過ぎ直近IPO(新規株式公開)株買いが再燃している。同社株は、昨年12月22日にIPOされ3010円で初値をつけ上場来高値3035円と買われるなどIPO株人気を高めたが、今3月期業績の減益を予想したことや年明け後の世界同時株安が響いて上場来安値まで57%安しており、減益予想はこの調整で織り込み済みとしてPERがわずか4倍台との株価水準に注目が集まっている。同社のプロパティマネジメント事業の管理受託マンションの入居率が高水準で家賃の滞納率が低位で推移、いずれも業界平均を上回っていることも見直されている。

■管理受託マンションの入居率は業界平均を大きく上回り滞納率も低位推移

 同社は、東京23区と横浜市に限定して「クレイシア」のブランド名で資産運用型のマンションを開発・販売しており、同物件を購入したオーナー向けに入居者管理や賃貸借契約管理を行うプロパティマネジメント事業も展開している。「クレイシア」シリーズの累計販売台数は、2000戸を超え、管理受託戸数は、昨年12月末現在で2192戸に拡大、この入居率は99.13%と業界平均を大きく上回り、滞納率も0.14%と業界平均以下で推移している。このため同社の今3月期業績は、売り上げが89億1500万円(前期比2.9%増)と増収をキープするが、利益については、不動産開発販売事業の業容拡大に備えてアセットプランニング部で11名の人員を増加させさらに期中に中途採用も強化させることから減益を予想、経常利益6億1000万円(同13.7%減)、純利益3億9400万円(同10.1%減)としている。配当は、10円を予定している。

■公開価格割れは下げ過ぎでPER4倍台の超割安修正に弾み

 株価は、公開価格1400円に対し3010円で初値、初値直後に上場来高値3035円をつけたが、そのあとストップ安などを交えて調整、年明け後は世界同時株安の乱気流に巻き込まれ公開価格を下回る上場来安値1292円まで大きく突っ込んだ。この大幅下落で今期業績の減益予想は織り込み済みとなり、減益業績ベースのPERも4倍台と下げ過ぎを示唆している。公開価格奪回で弾みをつけ、内需株人気もオンして一段のリバウンド幅拡大が有望となる。(本紙編集長・浅妻昭治)

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