ケンコーマヨネーズは「2016年春夏新商品発表会」を本社で開催

■新商品は、「クリーミードレッシング シリアルブラン」をはじめ9アイテム

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価は、株式市場の地合いが悪い中でも、高値圏で推移している。当社の業績が好調であることから、一時的な株式市場の影響を受けにくいためと思われる。

 20日に、「2016年春夏新商品発表会」を本社で開催した。

 はじめに、常務執行役員 商品開発部門長 島本国一氏のあいさつ、次に商品企画開発部長 矢野輝彦氏よりそれぞれの新商品についての詳しい説明が行われた。

 新商品は、「クリーミードレッシング シリアルブラン」をはじめ、9アイテム。2月1日より発売される。

 「クリーミードレッシング シリアルブラン」は、食物繊維などの栄養素が豊富な素材として注目を集めている「小麦ブラン」を使用しているのが最大の特徴。香ばしさのある小麦ブランやナッツに、フルーツやはちみつの爽やかな甘味を加え、「グラノーラ」(シリアル食品の一種)をイメージするテイストに仕上げている。

 「極うまにんにく醤油だれ」は、淡泊な味わいの野菜にかけるだけでインパクトのある甘辛テイストに仕上げる、おつまみサラダにぴったりの1品。炒めたにんにくの香りと旨味、原料から抽出したラー油の辛み、たまりしょうゆの熟成された旨味でコクのある味わいが特徴。

 「クリーミースクランブルエッグ」は、「クリーム感」と「とろとろ感」を意識したスクランブルエッグ。生クリームを使用し、乳のコクを堪能できるテイストで、加熱してもやわらかく、とろとろとした食感を保てるので、あらゆる食シーンで使いやすくアレンジしやすいように仕上げている。静岡富士山工場で生産している。

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 「まるごと北海道Rチーズポテトサラダ」は、北海道産の黄色系ばれいしょと玉ねぎに北海道チーズを使用したポテトサラダ。チーズは焼いても形が残るので、メニューのアクセントになる。

 「和彩万菜(R)十品目のうま煮」は、れんこん、にんじん、ごぼう、大豆、ひじき、かつお、油揚げ、しいたけ、こんにゃく、ごまの10品目の彩りや食感を楽しめる和惣菜。

 「トマトフィリング」は、トマトを使った料理は非常に手間がかかるため、手軽にトマトを使った料理が作れるように開発した製品。皮や種の入った自然なトマトの見た目を演出している。味の面でも、収穫期の時期による味の違い・熟れ具合に左右されず、安定したメニュー作りが可能である。例えば、サンドイッチ、冷製パスタ、ロール寿司、野菜スイーツなどにもお勧めである。

 「ボロネーゼフィリング 赤ワイン仕立て」は、たまねぎ、牛肉を合わせて50%以上配合し、具だくさんに仕上げたフィリング。たまねぎと牛挽肉を炒め、赤ワイン、完熟トマトペースト等で煮込んだ濃厚な旨味と甘味が特徴。パンやピザのフィリングとしても、グラタンやパスタ等、幅広いメニューにも使える。

 「冷凍 山形のだし」、「冷凍 わさび昆布」の2品は、国産野菜を使用しており、シャキシャキとした食感が特徴の冷凍製品。
 「山形のだし」とは、夏野菜と香味野菜を調味液で漬け込んだ山形の郷土料理である。
 「冷凍 山形のだし」は、きゅうり、なす、大葉、みょうが、ネギ、昆布が使われている。
 「冷凍 わさび昆布」は、野沢菜、大根、きゅうり、茎わさび、昆布を使用している。
 2品とも、流水または冷蔵庫で解凍をして手軽に使うことができる。
 共に、急速冷凍で製造しているため、シャキシャキとした食感が特徴。

 市場環境やニーズに対応した新製品9品で約240のメニューを用意し、提案していくことから、売上に貢献するものと期待されている。

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