【銘柄フラッシュ】アンジェスMGが急伸し出光興産などの原油ダメージ株は反発

銘柄

 3日は、米WTI原油先物の再び急落5.5%安、NYの大幅安などが伝えられた中で、13時に通期業績予想の赤字転換などを発表したJXホールディングス<5020>(東1)が値戻しを強めて大引け3.4%高となり、昨日四半期決算を発表した出光興産<5019>(東1)は5.7%高など、原油安の影響を受けてきた銘柄にアク抜け感の兆しが見られた。

 ブイキューブ<3681>(東1)は日本マイクロソフトとの協業などが好感され、前後場とも気配値のままストップ高を続けて大引けにストップ高の16.7%高で売買成立。レンゴー<3941>(東1)は昨日発表の四半期決算が好感されて15.4%高、GSユアサコーポレーション<6674>(東1)も昨日発表の四半期決算が好感されて11.4%高。東亜DKK<6848>(東1)昨日発表の四半期決算が好感されて10.6%高。

 日本パワーファスニング<5950>(東2)は類似銘柄とされるケー・エフ・シー<3420>(東2)の四半期決算での大幅増益を受けて連想が強まったとの見方があり急伸22.7%高。

 「中南米などでの感染拡大が懸念される「ジカ熱」関連株は活況で物色の裾野も広がり、ニックス<4243>(JQS)は蚊による感染防止の検知から防虫樹脂が注目されて大幅続伸の21.0%高。昼過ぎに米テキサス州で性的接触による感染例を確認と伝えられて不二ラテックス<5199>(JQS)が急動意となり8.8%高、相模ゴム工業<5194>(東2)も後場上値を追い4.8%高。連日活況高のアゼアス<3161>(東2)は朝方急伸後は売買交錯が続く4.6%高。

 アンジェスMG<4563>(東マ)は引き続き糖尿病などが原因で発症する「重症虚血肢」治療薬などへの期待が強く、一時3日連続ストップ高の21.5%高となり大引けも21.4%高。ジェイテック<2479>(JQG)は特許取得を発表しており25.3%ストップ高。ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ)はホームページに「バイオシミラー事業の新たなステージへ」と題する社長メッセージが載り注目されたとされて13.0%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る