【株式市場】日米の金融政策会合や北朝鮮の動向が気になり日経平均は軟調小動き

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7226円29銭(7円46銭安)、TOPIXは1378.35ポイント(1.60ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億6032万株

■新規上場3銘柄はすべて前場で初値つく

 15日前場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合が14日から15日にかけて開催され、米国の金融政策決定会合であるFOMC(米連邦公開市場委員会)は15~16日に開催されるため様子見気分が漂い、自動車株や大手銀行株、不動産株などが総じて軟調に推移し、個別物色の色彩が強い。

 日経平均は9時40分頃に31円68銭高(1万7265円43銭)まで浮揚したが、大半は軟調に推移し、前引けも7円46銭安(1万7226円29銭)となった。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は続伸基調となっている。

 北朝鮮が近く核弾頭爆発実験(時事通信)などと伝えられたことも様子見気分の遠因になったようで、にもたれ感などのない銘柄として上場2日目のLITALICO(りたりこ)<6187>(東マ)が一時ストップ高となり、3月末に株式分割を行うMRT<6034>(東マ)は3日連続ストップ高。アスカネット<2438>(JQS)は四半期報告書のWeb掲示などが言われて出直り、リプロセル<4978>(JQG)はiPS細胞関連試薬の発表yなどが材料視されて急動意。

■本日は3銘柄が新規上場

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS・売買単位100株)は買い気配のあと9時25分に公開価格890円を2.2%上回る1010円で初値がついた。ユー・エム・シー・エレクトロニクス(UMCエレクトロニクス)<6615>(東1・売買単位100株)は、9時31分に公開価格3000円を17%下回る2480円で初値がついた。富山第一銀行<7184>(東1・売買単位100株)は、買い気配で始まり好発進。9時13分に公開価格470円を6.4%上回る500円で初値を付けた。

 東証1部の出来高概算は8億6032万株、売買代金は少なく8369億円。1部上場1944銘柄のうち、値上がり銘柄数は1041銘柄、値下がり銘柄数は770銘柄となっている。

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