【株式市場】先物に連休中をヘッジする売りなど入り日経平均は後場一段と下げ反落

東京証券取引所

◆日経平均は2万8812円63銭(241円34銭安)、TOPIXは1898.24ポイント(10.82ポイント安)、出来高概算(東証1部)はやや増加し13億5010万株

 4月30日(金)後場の東京株式市場は、今期の業績予想が物足りないとされたソニーG<6758>(東1)や信越化学<4063>(東1)が一段ジリ安。緊急事態宣言の5月11日解除はムリといった見方もあり、連休中の突発事に備え株価指数の先物を売り建てる動きもあるようで、日経平均は14時半にかけて293円37銭安(2万760円27銭)まで下げ幅を広げた。大引けも小戻した程度で大幅反落となった。

 後場は、コンテナ市況高などを受けて日本郵船<9101>(東1)などが水準を一段上げてもみ合い、木村化工機<6378>(東1)は業績予想の増額修正や原発再稼働が材料視され一段ジリ高。加賀電子<8154>(東1)は昼前から明日早朝にかけてNHK国際放送で160ヵ国に特集放送とあって期待され本日の高値圏で推移。日本和装HD<2499>(東2)はキモノを世界遺産に登録する取組など注目されて後場一段強調。

 プレミアアンチエイジ<4934>(東マ)は中国の騰訊(テンセント)グループとの提携が材料視し直され再び急伸。極東産機<6233>(JQS)は業績予想の総額が好感され大引けまで買い気配のままストップ高。オンキヨーHE<6628>(JQS)はシャープによる支援の思惑など言われ株価ひとケタのため何と100%高。

 東証1部の出来高概算はやや増加し13億5010万株(前引けは5億9792万株)、売買代金は3兆1105億円(同1兆3893億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は928(前引けは1286)銘柄、値下がり銘柄数は1146(同804)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、陸運、空運、倉庫/運輸、石油/石炭、卸売り、水産/農林、小売り、鉱業、などがとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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