【株式市場】前場の日経平均は69円安、小型軽量株の売買が活発でTOPIXは小高い

◆日経平均は3万3470円37銭(69円25銭安)、TOPIXは2367.02ポイント(5.00ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億4007万株

 12月29日(金)【年内取引最終日】前場の東京株式市場は、NYダウの2日連続最高値、金利低下などを受けてソニーG<6758>(東証プライム)が半月ぶりに戻り高値を更新し、任天堂<7974>(東証プライム)は上場来の高値に進み、ホンダ<7267>(東証プライム)なども堅調に推移した。一方、半導体関連株は総じて軟調で海運株も安く、大手商社株は高安混在。引き続き、業務提携や新製品、好決算などを出した小型軽量株の売買が活発となった。日経平均は80円安で始まり、ほどなく113円09銭高(3万3652円71銭)まで上げたが、10時半にかけては131円86銭安(3万3407円76銭)まで軟化し、前引けにかけては戻したが、日経平均は軟調でTOPIXは堅調となった。

 マルマエ<6264>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり、フリービット<3843>(東証プライム)はギガプライズ好調の見方や1月締めの第3四半期決算の上振れ期待などで再び一段高。楽天グループ<4755>(東証プライム)は楽天モバイルの契約数600万回線突破に注目集まり活況高。岡山製紙<3892>(東証スタンダード)は業績予想の増額を受け一時ストップ高。ネクスグループ<6634>(東証スタンダード)は米社とのAIソリューション協業など材料視され急出直り。イーディーピー<7794>(東証グロース)はダイヤモンド技術応用の新事業など材料視され下値圏から連日大幅出直り。

 直近上場の魁力屋(かいりきや)<5891>(東証スタンダード)、売れるネット広告社<9235>(東証グロース)、yutori(ゆとり)<5892>(東証グロース)なども活況高。ただ、「大納会までドタバタやってるようじゃ今年は儲かってないないですね」といった声もあった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4007万株、売買代金は1兆3938億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1067銘柄、値下がり銘柄数は521銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、その他製品、保険、輸送用機器、パルプ紙、その他金融、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る