【株式市場】円高に抵抗力つく銘柄あり日経平均は4日続落だが下げ渋る

株式

◆日経平均の終値は1万6724円81銭(211円57銭安)、TOPIXは1345.05ポイント(13.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億9580万株

■本日は6銘柄が一挙に上場し全銘柄に初値つく

チャート14 18日後場の東京株式市場は、引き続き円高基調は気にされたものの、円高が逆風の任天堂<7974>(東1)が小幅だが持ち直し傾向に転じるなど、新ゲーム人気もあって円高に抵抗力がつく様子がうかがえた。日経平均は200円安の1万6750円前後で一進一退を続け4日続落となったが、前場の安値(322円69銭安の1万6613円69銭)を割らずに推移した。主な株価指数の中では東証マザーズ指数が小高い。

 後場は、ソニー<6758>(東1)が13時頃から堅調相場に転換し、ランドコンピュータ<3924>(東2)は業績予想と配当予想の増額などが好感されて一段高。ブランジスタ<6176>(東マ)は電子雑誌でトラベルウェブマガジン「旅色」などを刊行し、26日の北海道新幹線の開業に期待とされて急伸。フォーサイド<2330>(JQS)はフィンテック(金融IT)技術企業のテックビューロとの提携が言われて一時急伸。上場3日目の昭栄薬品<3537>(JQS)は超低PERなどが注目されて上場初日から連日ストップ高。

■本日上場のフェニックスバイオはストップ高

フェニックスバイオ<6190>(東マ・売買単位100株)は公開価格2400円。取引開始後に2350円で初値がつき、その後はストップ高の2850円まで上げ、後場は大引けまでストップ高買い気配が続いた。

・化学薬品ポンプなどのイワキ<6237>(東2・売買単位100株)は公開価格2000円。取引開始後に2050円で初値がつき、前場2112円まで上げて後場はもみ合い、大引けは2084円。

グローバルグループ<6189>(東マ・売買単位100株)は公開価格2000円。買い気配を上げて10時49分に3200円で初値がつき、前場3590円まで上げたが後場は上値が重く大引けは2748円。

ヒロセ通商<7185>(JQS・売買単位100株)は公開価格830円。取引開始後に830円で初値をつけ、前場979円まで上げて後場はもみ合い大引けは845円。

アイドママーケティングコミュニケーション(アイドマMC)<9466>(東マ・売買単位100株)は公開価格1440円。9時21分にかけて1230円で初値をつけ、高値は前場の1250円。後場は値を消して大引けは985円。

アグレ都市デザイン<3467>(JQS・売買単位100株)は公開価格1730円。前場は買い気配のまま値がつかず、13時23分に3505円で初値がつき、あと3700円まで上げたが大引けは2825円となった。

 東証1部の出来高概算は22億9580万株(前引けは10億4484万株)、売買代金は2兆4504億円(同1兆964億円)。1部上場1946銘柄のうち、値上がり銘柄数は555(同399)銘柄、値下がり銘柄数は1283(同1452)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは4業種)にとどまり、鉱業、石油・石炭、パルプ・紙、建設、非鉄金属、鉄鋼、が高い。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る