エスプールの第1四半期営業利益は当初の赤字計画から一転、黒字で着地

■スマート設置業務の体制整備がほぼ完了、第2四半期内で単月黒字が見込まれる

 エスプール<2471>(JQS)の今期16年11月期第1四半期業績は、主力事業が堅調に推移したことから、大幅増収となり、営業利益は当初の赤字計画から一転して、黒字での着地となった。

 第1四半期連結業績は、売上高20億38百万円(前年同期比22.7%増)、営業利益01百万円(前年同期△22百万円)、経常利益△0百万円(同△24百万円)、純利益△08百万円(同△27百万円)と大幅増収となったことから、営業利益は黒字転換し、経常・純利益共に大幅な赤字縮小となった。

 セグメント別売上高は、ビジネスソリューション事業(ロジスティックス、スマートメーター業務、障がい者雇用支援サービス)7億66百万円(前年同期比15.6%増)、人材ソリューション事業(コールセンター、携帯電話・家電販売業務を中心とした人材派遣・人材紹介サービス)12億80百万円(同27.2%増)と好調であった。

 利益面については、前期に営業利益ベースで2億63百万円の赤字を出したスマート設置業務の収益改善が課題であったが、体制の整備がほぼ完了し、第2四半期内で単月黒字が見込まれることから、全体での大幅な収益の改善が予想される。

 従って、第2四半期連結業績予想は、売上高39億22百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益61百万円(同93.4%増)、経常利益55百万円(同100.8%増)、純利益35百万円(前年同期△14百万円)と2ケタ増収大幅増益を見込んでいる。

 今期の業績が順調に推移していることから、今後の株価反発が期待できる。

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