【株式市場】「円」強含んだため朝方は171円安と反落するが次第に持ち直す

株式市場

◆日経平均の終値は1万7347円36銭(16円26銭安)、TOPIXは1390.69ポイント(2.99ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億2520万株

チャート16 22日前場の東京株式市場は、ECB(欧州中央銀行)理事会を受けて円相場が朝から強含んだことなどを受け、日経平均は朝方に171円23銭安の1万7192円39銭まで下押す始まりとなった。しかし、円高が進む様子はなく、日経平均はここ2ヵ月ほどのモミ合いを抜け出す動きのため、株価指数の先物に一部強気シグナルが点灯したとの見方があり、前引けは大きく持ち直して16円26銭安(1万7347円36銭)となった。主な指数は総じて小反落だが底堅い。

 燃費データ不正問題の三菱自動車<7211>(東1)は一時16%安(94円安の489円)まで大幅続落となったが、他の自動車株は朝方の反落を程なく取り戻して軒並み堅調。政府の経済対策に期待が根強く、三井不動産<8801>(東1)などの不動産株が堅調で、建設仮設材のSRGタカミヤ<4331>(東1)は3月決算の予想減額にも関わらず高い。自動翻訳のロゼッタ<6182>(東マ)は伊勢志摩サミットや研究開発費の積極投入などがあり大幅続伸。スペースシャワーネットワーク<4838>(JQS)は3月決算の見通し増額などが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は11億2520万株、売買代金は1兆610億円。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は531銘柄、値下がり銘柄数は1254銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る