【銘柄フラッシュ】好決算のクリナップなど高くパナマ文書の連想でシンワアートオークションはストップ高

銘柄

 10日は、午前3時に公開された「パナマ文書」に社名や創業者名が載っていたと伝えられた銘柄に注目する動きがあり、中にはカラ売りを狙う様子もあったようだが、大引けはソフトバンク<9984>(東1)が3.4%高、セコム<9735>(東1)が1.1%高、伊藤忠商事<8001>(東1)は0.3%高とカラ振りに終わった。

 むしろ、富裕層の間で美術品への需要が増えるとの思惑や連想が言われ、シンワアートオークション<2437>(JQS)がストップ高の23.7%高。リアルワールド<3691>(東マ)は仮想通貨ビットコイン関連株との連想やポイントに利息をつけるサービス発表などが思惑や連想されたとされて19.7%高。また、サイバーセキュリティ関連株のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東2)は内部情報の流出に警戒ということで連想が波及したとされ17.5%高、Webサイト改ざん即時復旧サービスなどのデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>(JQS)は20.7%高。

 メディカルシステムネットワーク<4350>(東1)日本郵政<6178>(東1)の日本郵便株式会社と共同で在宅医療を受ける患者への処方薬等の宅配サービスを開始との発表などが好感されてストップ高の18.6%高。新日本科学<2395>(東1)は投資先の米社と製薬大手ファイザーとの共同開発などが好感されてストップ高の16.8%高。

 エラン<6099>(東1)は正午に好決算を発表し一段高の12.3%高。13時に発表したクリナップ<7955>(東1)も一段高の7.9%高。イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)は引き続き教科書のデジタル化などが材料視されて2日連続ストップ高の15.4%高となり、同じ期待で先行高となっているチエル<3933>(東マ)は5日連続ストップ高の15.3%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る