インテージHDの前16年3月期はマーケティング支援事業の消費財・サービス、ヘルスケア共に増収増益

■今期17年3月期は最高益更新を見込む

 インテージHD<4326>(東1)の前16年3月期は、マーケティング支援事業の消費財・サービス、ヘルスケア共に増収増益となった。

 前16年3月期連結業績は、売上高454億81百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益38億83百万円(同8.7%増)、経常利益39億47百万円(同14.5%増)、純利益23億26百万円(同5.6%減)であった。
 最終利益が減益となったのは、前期に関係会社の株式売却益などがあり、特別利益として29億19百万円を計上した影響によるもの。

 マーケティング支援(消費財・サービス)事業の売上高は、300億80百万円(同3.9%増)、営業利益20億45百万円(同6.8%増)であった。
 マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、売上高97億34百万円(同3.5%増)、営業利益13億65百万円(同18.2%増)。
 ビジネスインテリジェンス事業は、前年同期の大型案件の反動により、売上高56億65百万円(同2.0%増)、営業利益4億71百万円(同5.5%減)と増収ながら減益となった。

 今期17年3月期については、全体の見通しとして、新興国の景気下振れによる影響が懸念されるものの、政府および日銀の金利対策や金融緩和などによる効果や、企業収益の回復に伴う雇用・所得環境の改善など、全体として緩やかな景気回復が見込まれるとしている。
 当社ではそのような環境の中で、引き続き“リノベーション&イノベーション”を基本方針に掲げ、5年先を見据えた戦略的投資およびグループマネジメント体系の整備・構築を着実に実施することで、売上高480億円(前期比5.5%増)、営業利益42億円(同8.2%増)、経常利益42億50百万円(同7.7%増)、純利益26億50百万円(同13.9%増)と最高益更新を見込む。

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