JトラストG:IFRS任意適用時期を延期

IR企業情報

■新監査法人等参画、体制整備優先し適正開示時期決める

 Jトラスト<8508>(東2)は、従来の日本基準に替えて国際財務報告基準(以下「IFRS」)の任意適用時期を2016年3月期を目途とする旨公表(2016年6月19日)してきたが、5月12日開催した取締役会で、再度、任意適用時期を延期することを決議した。

 同社は現在、成長へ向け経営資源の有効活用、経営効率化を目指し、内外でのM&A等を積極的に推進し、グループ内会計処理の統一、経営迅速化、財務情報の国際水準への向上で経営の透明性を向上に取り組んでいる。

 また、ステークホルダーの利便性を高めるため、グローバル会計基準IFRS任意適用準備を進め、M&A等で買収した企業を含めた全子会社がIFRS基準での開示に対応できる体制の整備を進めている。

 現段階では開示を前提とした体制の整備等に時間を要する上に、より適切な公認会計士等の下でのIFRS開示体制を整備し対応することが優先すべきと判断し、任意適用時期の延期を決めた模様だ。

 今後のIFRS適用に関する開示スケジュールは、新監査法人のもと再度IFRS開示体制の整備を行ったうえで新たな監査法人と調整し決定する予定。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る