【狙い場・買い場】マーベラスは連続最高益更新でチャート好転、利回り3.3%

狙い場・買い場

 マーベラス<7844>(東1・100株)は、ミニゴールデンクロスを示現、チャートが好転、連続最高益更新見通しで、利回り妙味もソコソコあることから注目したい。

 同社は、オンライン事業、コンシューマ事業、音楽映像事業の3事業を展開している。オンライン事業においては、App Store、Google Play、SNSプラットフォーム等に向けたオンラインゲームの企画・開発・運営を行っている。コンシューマ事業においては、家庭用ゲーム機向けのゲームソフトの企画・開発・制作・販売及び受託開発を行っているほか、アミューズメント筐体の企画・開発を行っている。音楽映像事業においては、話題性の高い多様なコンテンツを発掘し、アニメーション作品の制作・プロデュース、音楽・映像コンテンツの制作・商品化を行っているほか、音楽・映像コンテンツの配信事業や、海外番組販売等の二次利用ビジネスにも注力。また、コミックやアニメーション、ゲームなどを原作とした舞台・ミュージカル作品(2.5次元ミュージカル作品)の企画・制作・興行を行っている。

 5月12日に前場引け後に発表した前2016年3月期業績実績は、売上高が318億1800万円(前の期比20.3%増)、営業利益が54億1800万円(同22.8%増)、経常利益が52億2800万円(同14.1%増)、純利益が36億0200万円(同65.4%増)に着地。

 今17年3期業績予想は、売上高が340億円(前期比6.9%増)、営業利益が60億円(同10.7%増)、経常利益が58億5000万円(同11.9%増)、純利益が41億5000万円(同15.2%増)と連続最高純益更新を見込んでいる。年間配当予想は期末一括30円継続を予定している。

 株価は、2月12日につけた年初来の安値710円から3月31日に年初来の高値1050円と上昇。その後、5月6日安値837円まで短期調整を挟んで5月12日高値960円と買い直されてモミ合ったが、ミニゴールデンクロスを示現し、短期的に上値指向を強める気配となっている。「剣と魔法のログレス」は台湾での成功を足掛かりとして中国本土への展開が決定しており、海外での展開に期待が高まる。ビッグタイトルが揃うコンシューマ事業が、全社の成長を牽引し、連続最高純益更新見通しで、今期予想PERは11倍台と割安感があるほか、配当利回りは3.3%と配当利回り妙味もソコソコある。ここから水準訂正高に向かうか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る